Canada Immigration
移民カテゴリー(Permanent Resident Visa)
カナダは移民の大国として、毎年数十万人がカナダへ移住しています。
カナダ移民申請カテゴリーには、大きく分けて、個人移民クラス、経験クラス, ビジネスクラス, ファミリークラス, そして州政府移民クラスがあります。
- 個人移民 (Independent Skilled Worker Class)
- CEC (Canadian Experience Class)
- 家族移民 (Family Class)
- PNP移民 (Provincial Nominee Program)
- ビジネス移民
- 企業家移民 (Entrepreneur Category)
- 投資移民 (Investor Category)
- 自営業移民 (Self-Employed Category)
1) 個人移民 (Independent Skilled Worker Class)
カナダ連邦政府が一定の技能及び経験を待つ外国人に対して設けた移民プログラムです。このプログラムは移民した場合、カナダで経済的に自立できるかどうかを審査基準として行われています。
申請資格
- カナダ連邦政府がえらんだ38職種リストの仕事経験が1年以上ある場合、or
- カナダの雇用主をスポンサーとするAEO (NOC 0, A, B)を受けた場合、or
- カナダで1年以上 Study Permit / Work Permitをもって滯留していて、カナダの雇用主スポンサー (NOC 0, A, B)を受けることができる場合、
このみっつのなかでひとつの要件を満たしたうえで、申請者のこれまでの教育、仕事経験、語学力、年齢又はその他の適応性をポイント制で査定し、一定のポイント(passmark)に達成すれば、個人移民の申請が可能となります。
2)CEC(Canadian Experience Class)
カナダで就学・就労経験のある申請者を優先的に受け入れるために, 2008年9月より新設された新しいクラスで、就学者カテゴリーと就労者カテゴリーの2つがあります。
申請資格
カナダ就学経験者
- カナダの公立大学・カレッジで2年以上のコースを修了していること
- 申請前の2年間のうち1年以上をスキルワーカーの職種(NOC 0,A,B)で就労していること
- 職種により初~中級レベル以上の英語力を有すること
カナダ就労経験者
- 申請前の3年間のうち2年以上をスキルワーカーの職種(NOC 0,A,B)で就労していること
- 職種により初~中級レベルの英語力を有すること
3)家族移民(Family Class)
18歳以上のカナダ市民またはカナダ国内に在住する移民ビザ所有者がスポンサーとなり、扶養関係にある近親家族を呼び寄せるクラスです。スポンサーは、以下の家族を呼び寄せることができます。
- 配偶者
- コモンローパートナー(1年以上同棲し、内縁関係にある異性または同性)
- コンジュガルパートナー(正当な理由により同棲していないが、1年以上内縁関係にある異性または同性)
- 両親、祖父母
- 18未満の孤児の孫、兄弟、姉妹、姪、甥
- スポンサーが養子にしようとする18歳未満の子供
- 以下の条件のいずれかにあたる扶養している子供
- 22歳未満でかつ未婚
- 22歳以上だが、身体障害やフルタイムの学生のために両親の経済的サポートを22歳になる前から受け続けている
- スポンサーに上記条件を満たす家族がカナダ国内外に一人もいない場合は、他の親族も対象となれます。
家族クラスは、スポンサーと移住する人の双方からの申請が必要し、選考はポイント制では評価されてありません。何より重要なことはスポンサーはある程度の収入を得ていることを要求されるということです。
そしてスポンサーは、配偶者やパートナーを3年間サポートすることに同意する必要があります。その他の近親家族は、10年間またはその家族のメンバーが25歳になるまでのどちらか早い時期までサポートすることに同意しなければなりません。
4)PNP移民(Provincial Nominee Program)
カナダにはカナダ全体次元の連邦移民プログラムと多くの州でそれぞれ施行する州政府移民プログラムがあります。連邦移民プログラムを通じてカナダで移住した大多数の移民者たちがいくつかの大都市で集中する傾向を見せてきたから、移住者流入、そして自体人口増加が大きくない州政府が自治州たちの経済活性化を目的に各自の移民プログラムと審査基準を決めておいて移民申請者の資格審査をするのが州政府移民プログラムであります。 このような州政府移民プログラムを Provincial Nominee Program といって, 弱者で PNP だと称します。連邦政府移民の資格要件がますます気難しくなっていますが、この申し立てが難しい場合には州政府移民に対しても資格判定を受けることを勧めます。
Alberta州政府移民
Alberta 州政府では Alberta 州の経済成長の政策の一環で Alberta Immigration Nominee Program という移民政策を運営しています。 このプログラムには Employer -Driven Stream, Strategic Recruitment Stream, Family Stream, Self-Employed Farmer Stream の四種類があります。この中で最近 Alberta 州の経済が急速に成長しながら Employer-Driven Stream 申し込み件が増加しています。
Employer-Driven Stream
ケネデ−オンあるいはカナダ領主ビザ所持者たちの中で人力をあてることができない雇用業社たちのための項目です。まず永久職(permanent) &フルタイムの雇用契約が必要で、この雇用契約がAlberta州の雇用及び賃金要件に適当なら申し込みが可能です。 申請者もこのような雇用要件を受諾しなければならないし雇用職責に必要な教育, 訓練を受けて経歴がなければならないし, 職責によって必須資格証も取り揃えていなければなりません。 この項目には下の三種類があります。
British Columbia州政府移民
BC 州政府移民プログラムは増加する BC 州の技術人力需要に供給を合わせるために 2001年に戦略職種移民 Categoryを始めたし引き継いで 2002年には BC州に投資して事業をする移民者たちを受け入れる事業移民 Categoryを施行し始めました。 現在 BC PNP には大きく戦略職種移民と事業移民 Categoryがあって, 戦略職種移民の中で専門技術移民, 留学生移民, 医療係従事者移民と事業移民 Categoryの Regional 企業移民が脚光を浴びています。
戦略職種移民 (Strategic Occupation Category)
このカテゴリーは BC州で要する技術を持った人力を流入して BC州地域経済を活性化させるために用意されたプログラムです。特に建設, 情報通信, 言論媒体, 映画及び映像産業, ライフサイエンス, 航空整備, 医療サービス, 教育産業, 観光及びホテル産業, 石油産業, 鉱業など BC 州経済で技術, 人力の供給を要する分野に力を注いでいます。 このカテゴリーには専門技術移民(Skilled Workers), 医療専門技術移民(Designated Health Professionals), 留学生移民(International Graduates) の三種類があり, 最近カナダ移民政策の流れによって専門技術移民と留学生移民が増加成り行きにあります。 そして, このカテゴリーも他の州政府移民と同じく永住権取得まで 1年位必要となっています。
事業移民 (Business Category)
このカテゴリーは有能な事業能力を持った人力と投資資本を流入して BC 州地域経済を活性化させるために用意されたプログラムとして, Business Skills, Regional Business, Projectsの三っつがあり, 最近カナダ経済状況と移民申請者の成功的な事業定着可能性によって Regional Business カテゴリーが人気があります。
特にこの BC州事業移民は 2007年 9月 26日付けで既存より資格要件が緩和されたし決まった金額を預置すれば永住権手続きがすぐ進行されるようにする Fast Track が施行されてお子さんたちの教育のために BC州に定着しようとする方々が好む州政府移民プログラムです。
- Business Skills の資格要件事業体は広域バンクーバー (Burnaby, Coquitlam, Delta, Langley District Municipality, Maple Ridge, New Westminster, North Vancouver, Port Coquitlam, Poet Moody, Surrey, Vancouver, West Vancouver and White Rock) 地域を含んで場所にかかわらず可能です。
- 成功的な事業経歴
- 最小資産 $800,000
- 最小投資規模 $400,000
- 主申請者が必ず 1/3 以上持分を所有しなければならない
- 事業計画書
- 事業体は最小 3人以上の新規雇用創出をしなければならない
- 主申請者は必ず事業体運営に参加しなければならない
- Regional Business の資格要件事業体は広域バンクーバー (Burnaby, Coquitlam, Delta, Langley District Municipality, Maple Ridge, New Westminster, North Vancouver, Port Coquitlam, Poet Moody, Surrey, Vancouver, West Vancouver and White Rock) 以外地域に位しなければならないです。
- 申請者の最小資産規模は $400.000
- 最小投資規模は $200,000 / 事業帳簿だ金額除外
- 主申請者が必ず 1/3 以上の持分を所有しなければならない
- 事業体は最小 1人以上の新規雇用創出しなければならない
- 主申請者が必ず事業体運営に参加しなければならない
5)ビジネス移民
- 企業家移民 (Entrepreneur Category)
- 投資移民 (Investor Category)
- 自営業移民(Self-Employed Category)
カナダは、企業家や投資家、自営業者などの移民も積極的にビジネスクラスとして取り入れています。このビジネスクラスは、以下の3つのカテゴリーに分けられます。
企業家Entrepreneur | カナダで事業を起そうまたは買収しようという人を対象として、事業を買収あるいは開始する資金や能力、経験が求められます。ビザを取得後、2年以内に事業を始め、最低1人のカナダ市民/カナダ永住ビザ所持者を雇用する必要があります。審査は資産, 事業/管理経歴とポイント制で行われます。 |
投資家Investor | 政府の指定ファンドを購入する投資家を対象として、投資資金は5年後無利子で償還されますが、大体的に貸し出し機関を通じてあらかじめ利子を納める形態にするようになります。審査の基準は、事業/管理経歴とポイント制であります。 |
自営業者 Self-employed |
芸術、文化、スポーツ、農業経営で顕著な実績を持ち、カナダ移住後に自分自身で雇用機会をつくれるかどうかが重要視されます。審査は資産, 経歴とポイント制で行われます。 |
ビザカテゴリー (Other Visas)
1)ビジタービザ (Visitor Visa)
ビジタービザは一般的に観光ビザとも言うとおり観光、そしてビジネス目的でカナダで短期滞在をする人に発行されますが、日本国籍を持つ人はこのビザが免除されています。入国の際押されるスタンプの下に特に日付の明示がなければ6ヶ月間の滞在が許可されます。そして6ヶ月以下の短期であればこのビザで学校に通うこともできます。期間中に終了できないプログラムを選択して学校に通うことはできないので注意してください。この場合は就学許可証(Study Permit)が必要です。
2)就学許可証 (Study Permit)
一般的に学生ビザと呼ばれており、カナダで6ヶ月以上学校に通う場合に必要なビザです。申請後許可される滞留期間は、勉強するコースの長さによって異なります。申請は基本的にカナダ国外のビザオフィスで行います。カナダに観光等で滞在中の場合、アメリカにあるカナダ大使館・領事館内のビザオフィスに申請できます。
また、学校のカリキュラムの中で実習期間が設けられていれば、Co-op Work Permitを取得した上、実習先で働くこともできます。カナダまたは各州承認の教育委員会などが定めた学校を卒業すると、勉強したコースの長さによって最大3年までのPost-Graduate Open Work Permitを取得することも可能です。
3) 就労許可証 (Work Permit)
一般的にワークビザと呼ばれており、就労許可証を申請するためには雇用主がLMO申請書類を出し、人材技能開発省(Human Resources and Skills Development Canada以下、HRSDC) にこの雇用がカナダにとって本当に必要なものなのかどうかを承認されなければなりません。
HRSDCより雇用の承認書(Positive Labour Market Opinion)が下りれば、移民局へ就労許可証を申請することができます。 また、HRSDCの承認書なしで、直接就労許可へ申請できる場合も職種によってあります。それにCo-op Visa、 Post-Graduate Open Work Permitのほか、北米圏内の専門家・投資家・海外の転勤者・雇用交換プログラム・宗教関連・訪問教授、また就労ビザ及び学生ビザを所持する方の配偶者・コモンローパートナーなどの場合もHRSDCの承認は必要ありません。
4) ワーキングホリデー (Working Holiday)
18歳から30歳までの人を対象として、名前の通り最長1年間滞在でき、ビザの期間内であれば仕事も勉強もできるビザです。近年カナダのワーキングホリデービザは人気が高く、年々締切が早まる傾向にあるので希望なさる方々は申し込みを急がなければならないです。
5)国際留学生のワークビザ(Post―Graduate Open Work Permit)
2008年の4月、カナダ連邦移民局がPost-Graduate Open Work Permitについて最長3年間有効のオープンワークビザが取得できるように改定を発表しました。また雇用主のオファーがなくてもこのワークビザを申請することができます。
申請条件
- 公立または承認された私立の大学・カレッジの学位プログラムを修了すること
- 最低8ヶ月以上のプログラムであること(8ヶ月から2年までのプログラムの場合はそれと同じ期間、2年以上の場合は最長3年のワークビザが取得できます。)
- 卒業してから90日以内に申請すること
- 申請時、有効な学生ビザを所持していること
ここ最近、移民局はカナダの大学の国際留学生に対し、ビザに関する政策を緩和する傾向にあります。したがって, カナダへの移民を計画していらっしゃる方々は移民が可能な学校及び過程を選択することを勧めます。